【ポスティングのアドバイスシリーズ!】ダブルバインド
こんにちは。名古屋ポスティング!プライオリティの中江です!
突然ですが「あなたは犬派ですか?猫派ですか?」
このように聞かれると、たとえあなたが小鳥を飼っていたとしても、「どちらかといえば猫かなぁ」なんて答えたりしませんか?
どちらも好きではなくても無意識に選んだりしてしまう、こういった状況を作り出してしまうことを「ダブルバインド」といいます。
全国47都道府県、20歳~69歳の男女1000人を対象に行った「犬と猫に関するアンケート」の結果では、犬派 46.9%、猫派 33.6%、どちらでもない 19.5%
今回は、この様な「ダブルバインド効果」についてご紹介させていただきます。
ダブルバインド効果とは?
顧客に商品を購入してもらうことが難しいのは、「購入しない」という選択肢があるからです。では、購入しない選択肢を無くして「購入する」選択肢に誘導するにはどうすればよいのでしょうか。
「ダブルバインド」とは、日本語に直訳すると「二重拘束」。二つの矛盾したメッセージを出すことで、相手の精神をコントロールすることが出来る手法です。
相手がどちらの選択肢を選んでも、こちらが意図した選択・結果へと無意識的に誘導するもので、複数の条件を提示しつつも実は相手の行動を拘束するという、「相手に選択肢を与えない」手法なのです。
- ケースその1
例えば、「海外旅行に行くならハワイとヨーロッパのどちらが良いですか?」という質問をすれば、「海外旅行に行くこと」が前提になっているので、相手が質問の前提を拒絶しない限りは「ハワイかヨーロッパかの選択」をしてくれるでしょう。
- ケースその2
契約や購入をする場面では、あと一歩のところで迷う方も多いことでしょう。
そんな時に「契約方法はAとB、どちらが良いですか?」などと提案されたら、つい「AとBはどう違うの?」と聞きたくなりませんか?こんな風に聞き返す相手は、もはやダブルバインドにはまっていると言えるでしょう。「契約するか否か」で悩んでいたはずが、いつしか契約することが前提に……。
この様に「NO(買わない)」と答えにくい二択の選択肢を常に考えてみて下さい。
- ケースその3
好きな人を食事に誘いたい時には、「次の日曜日に一緒に食事に行きませんか?」と誘うよりも、まず世間話の延長で「和食とイタリアンどっちが好き?」と尋ね、返答を受け、「じゃあいいお店を知っているので、和食を次の土曜か日曜に食べに行きましょう」と誘う。日程についても候補が2つ挙げられているので、誘われた方は断らずにどちらかを選んでしまいがちである。
- ケースその4
ダブルバインドは職場でもよく見かけます。
例えば、上司が部下に「いちいち相談せずに、自分で考えろ!」と言ったにも関わらず、失敗した時に「なんで相談しなかったんだ!」と怒られてしまった。この場合、怒られた部下はどうすればよかったのか分からず仕事に対するやる気を失せてしまいます。
このダブルバインドは、矛盾した命令を受けた立場の弱い人間は、緊張や混乱などから、自由な意思決定ができなくなってしまうのです。相手を思いやっているつもりでも、知らないうちに相手を追い込んでしまっている場合があります。パワーハラスメントやモラスハラスメントを招きやすいの要注意ですね。
このようにダブルバインドを正しく理解し、広告内容に盛り込むことで相手を誘導できるといいですね。
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