立地条件が悪くてもポスティングで解決できます

ポスティングは店舗周辺のエリア特性をどれだけ把握しているかによって様々な対応方法が考えられます。すなわち｢立地の弱点」をも補強できるというメリットがあるということです。

決して商店街や表通りでなくても、人通りが少ない場所に店舗を構えている場合でも、そういった立地のハンデを克服するための手段として、ポスティングはとても有効です。

エリア特性を把握する

まずは、従業員を含めて、エリアに詳しい人がいれば、ヒアリングをして、仮説のエリアセグメンテーションをします。店舗の商品の購買層になりそうな人が住んでいるエリアを地図にプロットして、有力なエリアを選択します。

扱う商品によっては、ほとんどの人がターゲットになる商品もあれば、富裕者層がターゲットになることもあります。後者であれば、高級住宅地などが狙い目になります。

ポスティング業者は、過去の経験から、ノウハウを持っていますので、積極的にアドバイスをもらいましょう。

業者に委託する目的は、単に労力を提供してもらうだけではなく、エリア選定の最適化、効率化です。最近では、不動産業者などと提携して、エリアの不動産特性を熟知した業者も増えてきました。当然、単価は高くなるでしょうが、効果・効率面から見ると、結果的にはノウハウを持つ業者を選ぶことが、成功につながります。

店舗の立地条件から考えられることとして、ロードサイドに位置する店舗であれば、駐車場の設備などとも関連しますが、お客様は遠くから来店されることも多いと思います。

反対に住宅地や、商店街に立地している店舗であれば、歩いてこられる範囲が商圏になります。お客様が近隣型なのかどうかを見極めましょう。さらに、日常品を扱っているのか、買い回り品を扱っているのかによっても異なってきます。

塾やスポーツジムなどは、どうしても頻繁に利用するので、近隣のお客様が最大のターゲットになります。店舗から500m、1km、2km圏内といった具合に円を描き、店舗の商圏マップを作成し、ポスティングの配布計画を立ててください。

最後にポスティングから得たインバウンド情報などを地区ごとに整理し、地図上に分布させていくことで今後の戦力にもつなげていきましょう。

これらのデータをベースに計画を組み立て、エリアの見直しを進めていくことが大事です。最終的にはポスティングの費用対効果を計算できるようにしましょう。