“色“の影響力とは
「人は何かを見分けるとき“色”を基準に識別することが多い」というフレーズのコラムを拝見しました。このコラムでは“色”によって相手にどういった心理的要素を与えるのかを紹介していきます。
人は無意識に“色”による大きな影響を受けています。
身近なところだと、信号機の点灯色によってそれぞれ意味が違ったり、お店のトイレも男性トイレは青色、女性トイレは赤色と幼少期から刷り込まれ、顕在的認識による識別をしています。
それに対して販売促進では潜在的認識にアプローチをかけていきます。
HPやチラシでは、本来の伝えたいメッセージが受け取り側にうまく伝わらないケースがありますが、その原因に挙げられるのが“色“です。
“色”ごとによって役割は存在し、受け取り側はその“色“を潜在的に識別しています。役割の代表的なものは下記です。
赤 … 愛、エネルギー、興奮、刺激、健康
青 … 涼しさ、信頼、安全感、威厳、知性
緑 … 心地よさ、自然、優しさ、くつろぎ
黄 … 元気、幸福、誠実、笑顔、勇ましさ
黒 … 上品、威厳、洗練、裕福、誠実
白 … 明快、潔白、純粋、平和、正直
衝動的な行動を促進する色 … 黄色、オレンジ、赤
衝動的な行動を抑制する色 … 紫、青、緑
安値の印象を与える色 … 赤、黄、オレンジ
高値の印象を与える色 … 青、黒、白
新聞折込チラシではセールを打ち出していることが多いので、暖色が使用されることが多いです。アパレルでも店舗ごとの雰囲気によって配色は違います。ZARAは黒を使用されていて高級感を漂わせ、ユニクロは赤色を使用することで親しみやすさを漂わせています。
また、色は文化圏によって違う印象を与えます。
他の記事で掲載されていたのが、セクシーカラー = ピンク が日本ですが、アメリカやフランスでは全く違う色が選択されていました。このように、外国の方をターゲットに商品を打ち出したい場合はしっかりと下調べをする必要があるでしょう。
また性別によって好む色も変わってきます。
男性の場合、順に青、緑、黒、赤、オレンジ
女性の場合、順に青、紫、緑、赤、黒
男性は黒を加えられた影のあるような色味を好み、対して女性は白が加えられたような色味を好みます。ターゲットを男性にするか女性にするかで実際に使用する配色は変えた方がいいかもしれません。
以上が”色”による影響です。
配色を決める際はターゲット、メッセージ性、人種などすべてを加味した上で決めるとより反響が見込めるかもしれません!
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